【高齢者講習】認知機能検査 問題1「時間の見当識」徹底解説

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70歳以上の方が運転免許を更新する際、必ず受講しなければならない高齢者講習。さらに75歳以上の方は、高齢者講習の前に認知機能検査を受け、その結果(点数)により受講する講習の時間や内容が異なります。

認知機能検査の結果(点数)は100点満点のうち76点以上で2時間講習(5,100円)、76点未満だと3時間講習(7950円)、また49点未満だと医師の診断が必要となり認知症と診断されれば、運転免許は取り消されます。よって、認知機能検査でいかに良い点を取るかが重要ということになります。

ここでは認知機能検査 全5問のうち、一番初めの問題である「時間の見当識」について解説します。

認知機能検査問題1「時間の見当識」出題内容

まず認知機能検査開始時には、いくつかのルールが説明されます。このルールが問題1を回答する上で厄介なポイントとなります。

認知機能検査受験時のルール

1、腕時計と携帯電話は音がならないようにして、カバンかポケットにしまう。

2、質問があれば手をあげて聞くこと。

3、回答中は声を出してはいけない。

4、指示があるまで用紙はめくらない。

5、年数に関する質問は、西暦でも和暦でもどちらでも良い。

6、書き方は、漢字・カタカナ・ひらがなのうち何でも良い。

7、消せないボールペン等を使用するため訂正は二重線で行うこと。

 

このような注意点の説明を受けたのち、問題1が出題されます。

問題用紙1

上記出題内容の通り、5つの質問が出題され、わからなくても良いので空欄とならないように回答せよというもの。
説明後、回答用紙をめくり5つの質問を確認します。

 

回答用紙1

内容はものすごいシンプルで

1、今年は何年ですか?

2、今月は何月ですか?

3、今日は何日ですか?

4、今日は何曜日ですか?

5、今は何時何分ですか?

という質問に対して一つずつ回答していきます。
制限時間は、概ね3分となりますが、受検者全ての方が記入が終わった段階で、打ち切られる場合があります。
これに3分??と感じる人もいるかもしれませんが、高齢の方には手が震えてまともに字が書けない方や字を書くスピードが極端に遅い方も多く、3分でも足りない場合があります。
また、日頃からカレンダーを気にせず生活されている方や曜日に縛られず働いている方などにとっては、かなり難しい問題と言えます。認知症でなくても答えられない人もいるのでは?

本検査の目的

現在の自己及び自己がおかれている状況を検査するもので、時間の見当識は、受検者が自らおかれている時を正しく認識しているかについての検査であるということ。

認知症患者の多くは、現在「何年」「何月」「何日」「何曜日」「何時何分」なのかが、自分が何をしているのかさえわからなくなってしまう傾向があり、検査としての妥当性があると言えます。

この問題の配点については後ほど触れるが、回答に多少の誤差があっても結果に大きく影響するものではないが、全くズレた回答をすれば認知症の疑いがあると判定される恐れもあり、特に「何年」についての質問は配点が大きくなっているため、慎重に回答されることをおすすめします。

本検査の配点

「今年は何年ですか?」 5点

「今月は何月ですか?」 4点

「今日は何日ですか?」 3点

「今日は何曜日ですか?」2点

「今、何時何分ですか?」1点

合計15点となっています(実は実際の点数は15点×約1点(係数)であり、全て誤答だった場合は15点以上の減点となる。)。

上の問題から下に向かって配点が低くなっているため、特に配点が大きい「何年」について慎重にあるべきとはこういうことであります。

誤解答例

上から4問(「何年」「何月」「何日」「何曜日」)については少しでもズレていれば誤答となりますので、例えば正答が2019年だった場合間違えて2018年と回答すれば、5点失うということです。

また、5つ目の「何時何分」については、30分以上のズレで誤答となりますので、仮に9時35分が正答のところを9時05分と回答すれば30分のズレがあるため誤答となります(9時6分と回答すれば正解になる。)ので1点失います。検査中は時計を外さなければならないのでしっかり時間の確認はしておきましょう。

今まで私が見たことのある珍回答は、

「何年」の質問に対して→干支で回答した場合は誤答。圧倒的に多いのは検査前などに記入する申請用紙などは、生年月日を記入してもらっているため、「昭和」で誤答となっている場合が多いです。また2019年以降新元号となるため、西暦で記入する方が無難と言えるでしょう。
また、以前「皇紀」で記入された方もいらっしゃいました(※皇紀とは、日本の紀元を、日本書紀にしるす神武天皇即位の年(西暦紀元前六六〇年)を元年として起算したもので、例えば2019年は、皇紀2679年となる。ちなみに零戦の名前は1940年(皇紀2600年)制式採用となったいわゆるニーロクゼロゼロ年からとってゼロ戦と呼ばれた。)。運転免許本部に確認したところ皇紀の年数が合っていたため正答となったということもありましたが、余計な冒険はしないで素直に回答しましょう。

 

まとめ

基本的に間違えにくい問題1ですが、慣れない環境の中での検査なので、舞い上がってしまい間違えてしまっているケースも多いようです。検査を受ける前には気持ちを落ち着かせて、時計を外す指示がある前にもう一度今日は「何年」「何月」「何日」「何曜日」でそして今「何時何分」か、よく確認しておきましょう。

 

»問題2 介入問題 指定した数字に斜線を引く問題について解説

»認知機能検査 点数の計算方法 認知症のボーダーラインは何点?

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