【高齢者講習2019】認知機能検査、徹底解説!問題2

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70歳以上の方が受講しなければならない高齢者講習。特に75歳以上の方は、高齢者講習を受講する前に認知機能検査を受験しなければなりません。その結果によって受講する高齢者講習の内容や料金が異なりますし、結果によっては病院で行う認知症検査を受診しなければならず、そこで認知症と診断された場合は、運転免許の停止や取り消しの対象となるので、教習所で行う認知機能検査は、まさに第一関門、しっかり良い点数を取っておきたいところです。

この記事では、認知機能検査で良い点数を取るために問題ごとにその詳細について解説を行います。

その中で今回は介入問題「問題用紙2」。指定された数字に斜線を引くという単純作業です。正確に素早く判断や作業ができるかという検査になりますが、、、

先に言っておきますが、この検査は本気でやってはいけません

問題は、たくさん出てくる数字のなかで指導員から指定された数字のみを探し出し上の例のように斜線を引いていきます。

注意点は、必ず左上の数字から右に向かって探していきます。また、1行目を確認し終わったら順次2行目3行目と探していき最終的に表の中全ての数字を見ていきます。

この作業を2回行いますが、1回目は2つの数字、2回めは3つの数字に斜線を引いていきますので、この検査が終わった時には、合計5つの数字に斜線が引かれることとなります。制限時間はそれぞれ30秒。素早さと正確さが求められます。

問題は、上表のように10×10の合計100個の数字から探し出します。
始めは、2つの数字が指定されますから、例えば、「2」と「3」の数字が指定された場合、このように斜線が引かれます。

次に3つの数字が指定されます。今回は、「5」「6」「9」だったとすると、
検査は同じページで行いますから、このようになります。

始めに行った「2」「3」の2種類と合わせて「5」「6」「9」の3種類が加えられ合計5種類の数字に斜線が引かれている状態で検査終了です。

この検査は、冒頭にもお伝えした通り、本気でやってはいけません。数字に斜線を引いていくとういう単純作業ですが、この検査の最大の目的は、問題用紙1(時間の見当識)を行った直後に記憶した16枚の絵を忘れさせるためのもの。残念ながら一生懸命斜線を引いても採点されません

そしていよいよこの検査の後、問題用紙3(手がかり再生)で記憶した16枚のイラストを思い出す検査を行います。

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