【自動二輪免許】スラローム、絶対にタイムを切れるコツ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

二輪免許取得する上で難関課題の1つ“スラローム”。あなたは通過基準をクリア出来ますか?

通過タイムの基準は、
普通二輪(400CC以下)  8秒以下
大型二輪(400CC超)   7秒以下
となっています。

今回は、スラロームでどうしてもタイムが切れない方、またタイムは切れるけど不安定な方や上手に出来てる気がしない方へ、スラロームのコツを解説いたします。これを全て意識できれば、必ずタイムを切れることをお約束します。この記事を読んでもタイムを切れない方は、きっと何かが足りないはずです。何度も繰り返し読んでいただき、何が足りないかを考えてみましょう。

スラロームとは

スラロームの正式名称は「連続進路転換コース」です。その名の通り連続して障害物を左右に進路転換し回避するものです。教習コース上にある全ての課題の中で唯一車体をバンクさせながら、なるべく早く通過するという課題となっています。

スラロームのレイアウト

全長27m、直線上に4.5mの等間隔に並んだ大ロードコンを左右に回避しながら通過する、いわゆるジグザグコース。

スラロームの通過ポイント

・ギアはセカンドを使用(プロレベルになるとローギアの方が速い)
・クラッチは一切使用せず、ギアは繋いだまま
・アクセルのコントロールによってリズミカルにテンポよく通過
・この間、基本的にはブレーキは使いませんが、必要であればリアブレーキを使用してください。

【技能検定】スラロームの採点基準

・中止事項(これをやったら不合格)

①ロードコンへの強い接触
②足つき
③コースを逸脱
④エンスト

・減点細目

①通過タイムは、1秒遅れるごとに5点減点
(例えば、普通二輪検定で8.1秒で通過した場合5点減点、10.0秒なら10点減点、10.1秒は15点減点になります。)
②ロードコンへの軽い接触は20点減点

減点のようで減点ではないやり方

①通常は大ロードコン側に回避するが、小ロードコン側で回避した場合は、あくまでも順を追っていればこれに対する減点はありません。しかしその場合、最初から最後まで小ロードコン側を通過しなければならず、間違いなくタイムは遅くなるでしょう。自信があるならやってみてはいかがでしょうか?
②途中でニュートラルに入ってしまっても、これについての減点はありません。しかし、バランスを失う恐れがあるため、足つきによる中止になることは考えられます。ニュートラルに入ってしまった場合は、とにかく足をつかずに、落ち着いて再度ギアを入れ、出口を目指しましょう。

スラロームの練習ポイント

スラロームを練習する場合は、3つのステップに分けて上達を目指しましょう。

1stステップ

・まずは、セカンドギアで入口から出口にかけて一切クラッチを触らずに、
・またアクセルも回さずにハンドル操作のみでジグザグにコントロールしてロードコンに接触しないように通過を目指しましょう。
・万が一ロードコンに接触しそうになった場合は、ブレーキは使わずボーリングのようにロードコンを弾き飛ばした方が安全です。怖がって前輪ブレーキを使用するとほとんどの場合転倒しますのでご注意ください。
・1stステップで、ロードコンに触れずに通過できた場合、タイムの目安は、
普通二輪は約10秒、大型二輪だと約9秒で通過できるはずです。

これができれば、2ndステップへ

2ndステップ

・1stステップをクリアしたら、そろそろタイムを意識し始めます。
・タイムをクリアするためにはアクセルの使用が不可欠ですが、いきなり使用しようとすると転倒の原因となるためこのステップでは、入口と出口だけアクセルを使用しましょう。
・入口の進入速度を少しだけ上げて進入します(あくまでも少しです)。また出口を抜ける残りの約4mもアクセルを使い勢いよく抜けます。
・入口と出口のみ速くするだけで、1秒程度短縮できるはずです。

しかし、このステップをクリアしても普通二輪は約9秒、大型二輪で約8秒程度かかるでしょう。

3rdステップ

・このステップでは、通過基準タイムのクリアを目指します。
・タイムをクリアするためには、入口と出口だけではなく、全体的にアクセルを使用することにより、テンポやペースが遅れないようにコントロールしましょう。
・イラストの赤矢印でアクセルを開き、緑矢印ではアクセルを戻し旋回します。
※始めから強いアクセルを使うと暴走する危険があるため、アクセルはなるべく優しく使いましょう。

図2にて解説

スラロームが苦手な方の特徴

腕が伸びている

自動二輪教習の全ての課題において、腕が伸びて力の入っている人は、柔軟なコントロールが叶わず良い結果が出ないでしょう。よく二輪車は傾けば曲がると言いますが、実際には傾くだけでは曲がりません。二輪車が傾いた時にはハンドルが自然と曲がろうとしますから綺麗な旋回が可能になります。しかし腕で突っ張ってハンドルを押さえてしまえば、せっかく曲がろうとしている二輪の動きを止めることになってしまうため上手く旋回できなくなってしまいます。腕に力が入るのは無意識の運転行動なので、意識的に力を抜く必要があります。

腕の力を抜く方法

一本橋の通り方でも紹介した通り、腕の力を抜くには、肘を下に曲げてやや前傾姿勢になることです。ただ曲げて前傾になるだけではダメです。下に曲げてください。すると不思議なくらいハンドル操作が柔軟になるはずですから、お試しください。

»一本橋攻略法、苦手克服!成功率アップの秘訣

スラロームが上手な人の腕の使い方

スラロームが得意な人は、ただ腕を曲げているわけではありません。このやり方は、教習生の方はやる必要がありませんので、参考程度にご確認ください。
・加速するときの姿勢は、加速度の影響で体が後ろに逸れるため、前傾姿勢絵をとる。
・また減速時には逆に重心が前に移動するので後傾姿勢をとります。

ということは、スラローム時も同じで、「アクセルを開けるときは前傾」「アクセルを戻した時は腕を伸ばし後傾にする」ということです。これがうまく決まるとライダー自身は地面に対して全く姿勢が変わらないように見え、二輪だけがジグザグに動いていくような感覚になります。

ニーグリップが甘い

二輪車はただ座っているだけではありません。初心者が二輪車を上手くコントロールできないのは、ニーグリップの重要性を認識していないからと言っても良いくらい大切です。前項で述べた「腕が伸びる(ハンドルに力が入ってる)」のもこれが理由の可能性が高いです。

本来スラロームは膝でコントロールしますのでニーグリップの働きは重要で、膝が開くということは、強引に腕で旋回しようとするため腕に力が入ってしまうという悪循環が生じます。始めのうちは、無意識にニーグリップするのが難しいため、意識的に膝を締める習慣をつけてください。

視点が近い

イラスト図3の中で紹介しているラインどりの中で、ロードコンの脇を旋回する際はロードコンとミラーがギリギリになっているとベストラインであるということです。しかし、その場所を直視することはありませんのでギリギリであることを見るのではなく感じてください。

基本的に視点は進む先。目の前ではなく1つ先のロードコンあたりを意識します。目先のものを意識しては、次への意識が遅れます。意識の遅れがタイムの遅れにも繋がりますので、特に注意してください。

アクセルを開くタイミングを間違えている

アクセルを使う効果は、イラスト内でも紹介していますが、
・速度をあげる効果。
・一定のタイミングでアクセルを使うことによってリズムが取れる効果。
・復元力によって傾いた車体を起こす効果。
があります。タイミングを間違えればリズムが乱れるため、ラインもめちゃくちゃになりコースアウトする恐れが高まります。赤矢印(全車輪がロードコンの間に入るタイミング)あたりで開くのがベストですが、仮にミラーをロードコンに近づけているタイミングでアクセルを開けば、旋回途中で車体が起きてしまい、目の前のロードコンの回避が間に合わなくなります。

リズムよくテンポよくタイミングよく一定にアクセルを開くことができるよう練習しましょう。

とにかく怖い

怖いにも色々ありますが、

①傾きが怖い

二輪の運転で傾きが怖いのは致命的です。前に進む力が加われば傾いたってそう転倒することはありません。まずはハンドル操作のみで通過できるようになったら、先ほど紹介した手順に従って膝で傾ける意識を持ちましょう。危険物を回避するのには傾ける技術は必須となります。頑張ってクリアを目指しましょう。

②速度が怖い

速度が怖い方は、アクセルを少しずつ使用し、徐々に速度に対する恐怖心を取り除いてください。

③接近してくるロードコンが怖い

人間は怖いと思ったものにむしろ吸い寄せられます。意識的に目先のロードコンは見ないようにし、もし危ないと感じてもブレーキはかけずにロードコンを弾き飛ばしましょう。

※人間誰しも初めてやることは怖いものです。しかし怖いままでいると成長するのに時間がかかりますので、早い段階で限界を突破し、その恐怖心という名の殻を破ることが大切です。それに打ち勝つことができれば、ゴールはすぐそこに見えてくるはず。特に二輪車はそのような特徴の強い乗り物です。まずは技術よりも気持ちに打ち勝ちましょう。

おわりに

スラロームって難しいですよね。でも通過出来た時やタイムをクリア出来た時は、より感動するはず。

世の中には、スラロームを3秒台で走り抜ける人もいます(ちなみに私は4秒くらい)。同じバイクに乗っているのに同じ人間なのに、なんでこんなに差が出るのか。でもこれがバイクの面白いところなんでしょう。

上には上がいるもんです。スラロームが上手にできる方もより高みを目指してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

お問い合わせ

スポンサードリンク