2月14日23時過ぎ、「霞ヶ関トンネル付近」の首都高速道路上で一台の自転車が一般自動車に設置されたドライブレコーダーで撮影されました。映像を提供したドライバーによると「自転車は進入が禁止された高速道路を時速50kmで走っていた。」ということです。危険だと判断したドライバーは、携帯電話のハンズフリー機能を使って警察に通報し、3kmほど追従しながら警察に状況を報告。しかしその後、後続車にパッシングされ敢え無く自転車を追い越してしまいましたが、自転車はその直後、通報を受けた警察官により高速道路上で制止されたということです。
自転車の運転手は外国籍で「代官町内回り入り口」から進入したという。
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どうして進入してしまったのか?
2月6日にも阪神高速道路でも自転車で高速道路を逆走するということが起きています。
相次ぐ進入、一体どうして高速道路に進入してしまうのか。一般的にはあり得ないようにも思いますが、歩行者や自転車が高速道路に進入してしまうケースは、年間400件以上起きているということです。ということは、1日1件は高速道路上へ歩行者または自転車が進入してしまっているという計算になりますね。そんなに入り口ってわかりずらいですか?または、自転車は進入してはならないことを知らないか…。
今回のケースで考えてみました。
・自転車の運転手は日本語のわからない外国人だった。
・当日は進入されたという「代官町内回り入り口」手前では、道路工事が行われており、高速道路の入り口がわかりづらい状況だった。
入り口付近は3車線(左2車線が高速道路の入り口につながる。)で左側2車線が工事中で通れなかった。
工事中の左側の2車線を避けて右側の車線を走ってきたが、高速道路の入り口付近で3車線に戻るので、自転車のキープレフトを守りそのまま進入してしまったのではないか。
・料金所は自動発券機であるため、24時間係員は常駐しているものの注視しているわけではない。
・入り口ゲートはバーが下がっているが、自転車が入るには十分なスペースがある。
・入り口ゲートの左側端には自動二輪車の万が一のためのガイドライン(破線)が引かれているが、見方によっては自転車レーンのようにも見える。
・入り口には英語表記でBICYCLE❌と書かれているが、夜間であることはもちろんであるが、とても見えづらい。
・進入した自転車は自転車のハンドル部にスマートフォンを設置し、カーナビアプリを使用していた可能性が高い。とすると、カーナビアプリのルート案内は基本的に車の設定になっていることが多く、車で通行することを想定して高速道路の案内をされていたのではないか。
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おわりに
今回のケースは、様々な要因が重なって起きてしまったことが考えられますが、
日本は間も無く東京オリンピックを迎え、多くの外国人が日本に訪れることはもちろんですが、少子高齢化社会の日本において、人口がますます減少していくことが目に見えている一方、日本における外国人の割合が急速に増えていくことが必然的となっております。こうした背景からも、英語表記を増やしたり看板を大きくするなど、誰がみてもわかりやすい道路にしていくことが今後の日本の道路の課題となるでしょう。