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【運転免許一発試験】大型二種免許取得、最短最安ルート

自動車運転免許の最高峰といえば、大型二種免許ではないでしょうか。
大型二種免許を取得すれば、普通自動車はもちろん、準中型貨物、中型貨物、大型貨物自動車だけでなく、ハイヤータクシー、バスでの旅客運送も可能となり、また運転代行の業務を行うこともできます。言ってみれば、これさえあれば食いっぱぐれはなくなるでしょう。

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大型二種免許取得までの費用

大型二種取得までのルートにもいくつかありますが、一番スタンダードな取得方法としては、教習所に通って取得することです。

普通自動車免許では、近隣の教習所間による価格競争などがあり、「うちは安くて早く取れますよ」というようなキャッチコピーにより比較的低価格で取得可能となっています。とは言っても25万〜30万円程度。これよりも高い設定になっている教習所では周囲に競合がいないか、高くしても集客できる大きな強みがあるといえます。

この普通自動車免許取得後、3年以上の運転経験を経て大型二種免許が取得可能となります。
大型二種免許は普通自動車の免許と違って価格競争が行われていないため、かなり強気の価格設定になっている場合がほとんどです。

その料金も所持免許によって教習時限が異なるため、当然料金も異なります。

例えば、普通自動車AT限定免許を所持している場合では、第一段階19時限 第二段階19時限 合計38時限に加え学科教習が19時限必要となりますが、大型一種免許を所持している場合では、第一段階8時限 第二段階10時限 合計18時限に加え学科教習が19時限で取得できます。
さらに普通二種免許を所持していれば技能教習29時限で学科は免除となります。

というわけで、時限数にも大幅な開きがあるため価格も大きく変わります。また教習所によっても価格設定に大きな開きがあるため、概ねの数字でざっくりでお伝えすると、

普通免許所持の場合で60万円弱

大型一種所持の場合で40万円弱

といったところでしょうか。もちろん、普通自動車取得時の金額も含めれば、物凄い金額になってしまいます。

しかし今回の記事ではこういったスタンダードな取得方法ではなく、あくまでも最短最安というものを追求してお伝えしたいと思います。

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大型二種免許最短最安で取得する方法

1、大手バス会社に入社する

現在、交通運輸産業では深刻な人手不足と言われています。そのため運転手の採用はハードルが低く、例えば50代後半から脱サラして運転手を目指す方も少なくありません。大型等の運転経験がなくても採用されているケースも多く、大型二種免許取得にかかる費用は全額負担してくれるところも多いです。

ただし、ほとんどのバス会社では、3年から5年の拘束期間があり、その間に退職してしまえば、かかった費用全額を戻さなければならなくなりますので、相当の覚悟を持って入社しなければなりません。

しかもバスの運転手は非常に離職率が高いと言われています。その理由は「激務だから」に他なりません。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みは全て返上しなければならないでしょうし、場合によっては泊まり込みの勤務や始発の動いていない早朝から、または終電後の帰宅もあり得るでしょう。

しかし、こういった勤務体型に不満がなければ福利厚生も整っている会社も多いですし、オススメの取得方法といえます。

2、一発試験で取得

もちろん費用面や期間で最も安くて早く取得できるのは、運転免許試験場に直接試験を受けに行くことです。

大型二種免許取得にあたり、普通自動車免許しか所持していない場合、まずは大型一種の仮免許を取得する必要があります。

料金は大型一種仮免許(車両はバスで取得することになります。)で5,500円(受験料2,900円、試験車使用料1,450円、仮免許証交付料1,150円)
大型二種本免試験で9,700円(受験料4,800円、試験車使用料2,850円、免許交付料2,050円)
合格後教習所で行う取得時講習費用27,000円で、試験に不合格した場合は、その都度受験料と試験車両仕様がかかります。
全て一発で合格した場合の合計費用は、42,200円となり圧倒的に安い金額で取得することができます。

しかしこの金額は、あくまで受験費用と取得時講習費用のみの計算です。仮免許取得後、路上練習申告書が必要となるため、3ヶ月以内に乗車定員30人以上のバス型の大型自動車で日以上の路上練習をしなければなりません。もちろん乗車定員30人以上の大型自動車は個人では所有することはできないので、教習所で練習することになると思います。というわけで、別途練習費用がかかることになります。

安価で取得可能な一発試験ですが、デメリットもあります。

1、一発試験は平日しかやっていない。

2、試験場の技官は、教習所の検定員より厳しい印象。

3、教習所であれば、「期限までになんとか取らせてあげたい」と合格への努力が見られるが、試験場では、お客様という概念がないため本当の実力勝負となる。
4、試験予約がなかなか取れないので、落ちた場合、次の試験までの日数が開いてしまう。最悪期限が過ぎれば再び学科試験を受けなければならない。

この問題がクリアできる方なら一発試験が一番オススメです。

参考までに

私は、車の運転免許を全種類所持しています。

参考までに私が大型二種を取得した流れをお教えします。

私は今から20年以上前に普通自動車免許を教習所で取得しましいた。今でいう中型8トンというやつです。当時は教習所が法改正に便乗して教習料金を大幅に値上げした時代だったため35万円くらいかかった記憶があります。

その後私の免許は全て一発試験で取得したため、一つの免許に多くて2万円かかったとしても普通車以外でかかった費用は全部で20万円にも満たない金額です。

ちなみに、普通車の後は普通自動二輪、大型一種、普通二種、大型二輪、大型二種、牽引、牽引二種、大特、大特二種という流れで20代のうちに全ての免許を取得しました。

今回のテーマである大型二種を取得した際は、すでに大型一種と普通二種を所持していたため、学科免除で、方向変換と鋭角と路上試験のみでしたのでものすごく楽に取れた印象です。現在の法律とは全く異なるので参考にならないかもしれません。大型一種も今よりも小さい規格の車両だし、路上練習申告書なんてものはなく、ただ受けに行ったら受かっちゃった、という時代でした。

もし今、私が全ての免許を失ったとして、再び大型二種免許を取得するなら、運転手要請を行なっているバス会社に入社すると思います。

タダより安いものはありませんので…。

大型二種を志している方にとって少しでもお役に立てたなら幸いです。

私としては、ぜひ一発試験にチャレンジしていただきたいと思います。