【ペーパードライバー・初心者】久しぶりの運転、誰に教えてもらう?

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免許を取得してから全く運転していないペーパードライバーの方が、ある日突然運転をしなければならない状況になることってありえますよね。

例えば、
・子供の送り迎えをしてあげたい。
・結婚をして新居を構えたが、最寄りの駅から遠くなった。
・勤務地が変わって通勤で車を使いたくなった。
・部署異動や転職などで運転しなければならなくなった。
・コストコに買い物に行きたい。
などなど。

そんな時、全く運転していなかった方は不安なものです。企業などで運転育成システムが整っていれば良いのですが、そんな会社は稀ですよね。

では、運転経験なしで、
・大事な子供を危険に晒せますか?
・会社の車に損害を与えますか?

そういうわけにはいきません。ある程度運転の練習はしておきたいものです。
運転の練習環境も様々です。

1、教習所のペーパードライバー教習。
2、家族や知人に見てもらう。
3、会社で育成してもらう。
4、一人で練習。
5、YouTubeなどの動画を見てイメージトレーニングのみ。
6、教習所ではよくできていたので、たぶん大丈夫だから何もしない。

など家庭や職場等の環境によっても異なります。例えばご自宅に車が<ある・ない>によっても変わってきますからね。

では、教習所でいろんな方を指導した経験上、それぞれの練習環境のメリット・デメリットを紹介したいと思います。

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【ペーパードライバー】久しぶりの運転、誰に教えてもらうかを考える

1、教習所で行なっている「ペーパードライバー教習」に申し込む

ほとんどの教習所ではペーパードライバーの方を対象に安全運転教室などを行なっています。教習所によってやり方は様々だと思いますが、大体の教習所が数時間設定のパック(例えば6時間30,000円というような感じ)となっており、追加したい場合には、追加料金を支払って納得いくまで練習をするといった感じになると思います。一日の練習時間は最大で2時間。時期(繁忙期)などによっては受け付けてもらえないケースもあるのでご注意ください。

メリット

最大のメリットは、プロの指導を受けることができる。

教習所の指導員は当たり前ですが、プロです。何人もの教習生に対して指導した実績がありますので、的確なアドバイスをしてもらえるでしょう。また学科教習も聴講できるようになっているところが多く、学科指導員にどの項目を聴講すべきかアドバイスを受けると良いでしょう。

運転や道交法のことで疑問点があればすぐ答えてくれる。

身内や会社の方とは違い指導員は道交法のスペシャリストです(じゃないと指導員資格は取得できませんので、、。)。運転や道交法についてお困りのことがあれば何でも答えてくれますし、仮に難しい質問ですぐ回答できなくても調べてしっかり答えてくれます。

地域の道路環境から本人に適した道を選択し走れる。

例えば、二車線以上の大通りで進路変更の練習がしたいとか、住宅街を中心に走りたい、また右折が苦手など要望があれば、基本的にそのような環境を選択し練習ができます。

車を保有していなくても練習できる

当たり前ですが、車を持ってなくたって練習が可能です。教習車はごく一般的な普通自動車のセダン型、購入する車種選びのヒントになるかもしれません。

事故のリスクはゼロ

教習車には補助ブレーキや補助ミラーがついていて、指導員がすぐ助けられますし、仮に事故を起こしたとしても受講者に負担はない(人身事故やご自身に過失が生じる事故の場合は行政処分の対象にはなりますので。免許に点数がつけられることは考えられます。しかし基本的には指導員がそうならないような対応をとるはずなので安心して大丈夫。)でしょう。

デメリット

無駄なお金がかかる

当然安全な指導を受けるにはお金がかかります。教習所によって価格設定は様々なので、最寄りの教習所から検索してみましょう。20代や30代くらいの年齢であれば、教習所に行かなくても体が覚えていることが多いので、ペーパードライバー教習は無駄金になる可能性は高いですね。教習用の指導なので実践向けとは限りませんし、目的にあった教習になるかもわからないからです。

自宅の車や自宅の駐車場など実際運転する環境では練習できない

当然ですが、自宅の車を持ち込んでも、その車で練習はできません。無認可の教習所ならやってくれるかもしれませんが、基本的に都道府県の公認教習所ではやってくれないでしょう。事故を起こした時のリスクが高いし、保険の内容によっては指導員が運転できませんので、基本的にはやってくれません。

また自宅の駐車場で練習したくても、きっとやってくれないでしょう。状況によってはありえるかもしれませんが、教習所の看板を背負って自宅の駐車場で練習するのはあり得ないですね。

指導員には当たり外れがあるのでご注意ください

運転指導のプロですが、指導員にも当たり外れはあると思いますよ。的確なアドバイスがなかったり、時には居眠りしていたり、、、お気をつけください。そういう時に車を借りて安全に運転の練習をしに行ってると割り切れれば良いですが、割り切れないのであれば教習所はやめた方が良いです。どの教習所にも必ず数人は外れ指導員がいると思いますよ。

2、家族や知人に教えてもらう

これを選択する方が最も多いのではないかと思いますが、状況にもよりますが私はあまりお勧めできません。理由はデメリットが大きいことと、それがきっかけで運転をやめてしまう方もいるからです。

メリット

走りたいところを走れる

もちろん道路交通法の範囲であれば、どこでも練習できますし、自宅の車庫で即実践練習。身内の方に教えてもらえば、余計な緊張もなく落ち着いて練習できそうです。

低コストで練習ができる

当たり前ですが、もちろんコストもかかりません。強いて言えばガソリン代と高速代くらいでしょうか。

自宅の車で練習できるため実戦向き

そして、今後運転したいのはもちろん自宅の車です。車は同じ車種でも車によって癖(ブレーキやアクセルの踏み加減などが多少異なる)があり、他の車の癖が体に染み付いていると急ブレーキや急加速気味になったりまた車によってハンドルの回転数も異なるため、結局また自宅の車で練習し直さなければなりません。

デメリット

低コストではあるが万が一事故があった場合の被害が大きい

万が一事故があった時のショックは大きいです。車の損害もそうですが、自宅の壁を壊したり、金銭的なダメージは大きいでしょう。またお金のことだけじゃなく、心にも大きなショックを受け、自信を喪失し再び運転する気が起きなくなったりします。

身近な人からのアドバイス

教習所の指導員と身近な方では指導方法が異なるでしょう。

指導員は、安全運転についての知識や技術を教えますが、
身近な方はより実践向けで、たとえ道交法を犯してでも流れ重視の考えを教えることが多いです。

また、指導員は上手ではない方の運転を見るのに慣れているため、できなくて当たり前の目線で丁寧な指導をしてくれるはずです。
一方、身近な方は、できないことがもどかしく、口調が荒くなったり、あからさまに苛立ちを見せることもあるようですね。

結果、離婚問題にまで発展したケースを私は知っています。

なのでお勧めできません。

3、一人で練習

私の一番のお勧めはこれです。

とにかくお休みの日は積極的に乗るということです。「コンビニ行くのも車」、「食事に行くのも車」それを繰り返していれば誰にも頼らずに自分でなんとかしなきゃいけなくなりますので一番早く車という乗り物に慣れるでしょうね。

メリット

とにかく一人だから自分の好きなように走れる

多少周りの車を邪魔したとしても、自らは誰にも邪魔されず自由に走れます。もしかしたら一番落ち着いて練習できるかもしれませんね。

普段の運転は一人で乗って、お店の駐車場でもなるべく周りの迷惑にならないような場所に止めるようにします。

身近な方がいるときは、車庫入れだけ教えてもらうとか。とにかくモチベーションを保てる方法を選ぶことが大事だと思います。

デメリット

困ったことがあっても助けてもらえない

もちろんデメリットはあります。

道路では様々なことが起こります。自分の許容量をはるかに超える出来事が起こることも、、。そんなとき一人だったら誰も助けてくれません。

ですからなるべく一人で練習している段階では、走り慣れた場所を走るようにしましょう。

ぶつけた場合は家族に何を言われるかわからない

ぶつけた場合は、多少の覚悟が必要ですね。でも人身事故でなければ大抵許してもらえるものです。

私も妻が何度かぶつけて帰ってきたことがありますが、いつもこう言います「怪我がなくてよかったね」と。
私にとっては、妻が運転してくれた方がメリットが強い(送り迎えをしてもらえる)ので、心を傷つけないような配慮をしています。

結論

車の所有の有無や、金銭的な問題などそれぞれの環境にあった練習をするしかありませんが、

もし叶うなら、新車を購入して一人で練習することを私は一番お勧めします。だってそうなれば絶対にぶつけられませんよね?そしてより大事にしようとするはずですよね?

車庫入れなどは、私もやり方を紹介していますのでご参照ください。

【ペーパードライバー・初心者】車庫入れのコツ、簡単に入れる方法

車の運転は、楽しいものです。早く上達できるように頑張ってください。

 

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