日々、テレビ等で交通事故のニュースが報道されています。
街を歩いていてもそこら中に「死亡事故発生地点」の立て看板…。
物凄い身近に感じる死亡事故ですが、いったい一年間でどのくらいの方が交通事故によって亡くなっているのか、また、何故交通事故は起こってしまうのか、減らすことはできないか、私なりの視点で考えてみました。
目次
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交通事故は起きて当たり前
まず、交通事故件数や死者数を知る前に、どうして交通事故が起こるのかを考えたいと思います。
あなたは、こんな事を考えたことはありませんか?
日本の道路の総延長って何キロメートル?
これは、農道や林道を除いた日本の道路(高速道路や一般道路、都道府県道など)を全部つなぎ合わせたら一体何キロメートルになるか、ということです。
2016年4月1日の情報によると、1,278,183kmだそうです。なんだか物凄い大きな数字で想像しにくいので、もう少しわかりやすく言うと、赤道の長さが、40,075kmなので、地球を約32周したぐらいの長さってことです。私の想像を遥かに超える長さでした…。
そして次に
日本の自動車の保有台数って何台?
ナンバーを受けて道路を走ることができる自動車の数ってことですが、これは、二輪車から大型車まで大小様々ではありますが、2018年現在で、82,022,872台・・・。すごい数ですね。
では、全ての車が道路に出てきた場合、日本の道路はどうなっちゃうんでしょう??
自動車が全て普通自動車だったと想定した場合、車両の長さを5mで計算すると、
約10mずつの車間距離で、日本の道路が全て埋め尽くされてしまうことになり、言わば満員電車に乗っているのと同じ状態と言えるのではないだろうか?渋滞が起きて当然、そして何より事故は起きて当たり前、と言う気がします。
交通事故件数と交通事故死者数
それでは、この満員大国ニッポンで、一体どのくらい事故が起こっているんでしょうか?
(平成29年)
交通事故件数 472,165人件(因みに最も多かった年は、平成16年の952,720件<比較的最近なのね>)
交通事故死者数 3,694人<24時間以内に亡くなった方>(戦後最少)
戦後最少の死者数だったとはいえ、果たしてこれが少ないと感じるかは、難しいところですが、
過去最悪だった昭和45年(20世紀少年に描かれている大阪万博の年)では16,765人(この時、沖縄はまだ返還されていなません。)の方が亡くなっているので、そこから考えれば、大きな減少と言えるでしょう。(因みにこの頃の時代背景や減少の理由などについては、別の機会に書きたいと思います。)
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交通事故死ゼロの日
これだけ減少してきた死者数なんだから、きっと交通事故死ゼロの日があるはず、と思い調べてみました。
しかしながら、記録の残る昭和43年以降今日に至るまで、交通事故死ゼロの日は、存在しませんでした。
毎日、全国のどこかで、交通事故によって尊い命が奪われているということです。
今後、近い将来交通事故死ゼロの日は、訪れるのでしょうか?
ちょっとそんな日を想像してみました。
- 家から一歩も外に出てはいけないと言う法律ができた時(戦争でも起きればあるかもね。)。
- 全てが自動化されコンピュータによって全てが管理されている世の中がきた時。
- 全ての人がルールを守り、技術やマインドなど事故を起こさないためのスキルを身につけた時。
果たしてそんな日は来るのでしょうか? 3 が一番理想ですね。
ウチにも まだまだ道路で目を離せないチビ達がいます。やはり何度か轢かれそうにもなってます。
事故が起きれば、加害者も被害者も相当ツライ思いをしなければなりません。
交通事故死0の日、また世界一安全な道路に貢献すべく、活動をしていきたいと思います。