【AT小型(125CC以下)限定自動二輪免許】二日で取得!7/11スタート

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AT小型二輪、最短2日で取得可能に!

平成30年4月5日、警察庁が、普通自動車免許所持者に限りAT小型免許(AT小型限定自動二輪免許)の教習にかかる日数を現行の3日間から2日間に短縮するという方針を固めたそうです。

教習時限数は、普通自動車免許を所持している場合
第一段階 3時限
第二段階 5時限   合計8時限です。

現行の道路交通法施行規則第33条<教習の時間及び方法>によると1日に受けることができる教習時限は、

第一段階は2時限まで
第二段階は3時限まで、ただし、連続して3時限行うことはできないとあります。
現在は、最短日数が3日間ですが、
この場合、

・初日は第一段階なので2時限のみ

・二日目は第二段階が含まれるため、3時限の教習が可能となる。
・三日目は第二段階のみなので3時限の教習を行った場合最短3日間が可能であります。

法改正が行われた場合の日程

法改正後は一日の教習時限の上限が3時限から4時限になるということなので

ということが可能になるというわけです。

因みにどの教習所においても、この8時限のうち3時限以上は、シミュレータ教習が設定してある為(これも教習所業界では問題となっている。「ただでさえ短い教習時限の中でシミュレータ教習多すぎだろ!!」という感じ。)教習所ごとに設定されている教習計画次第ではありますが、1日に何度もシミュレータを行わなければならないという問題が発生します。

また第二段階のシミュレータ教習「危険を予測した運転」はセット教習となる為、2時限目は連続して「危険予測ディスカッション」を受講しなければならず、実質1日の教習時限数が5時限となります(学科は今日時限の上限に含まれません。)。

基本的に二輪教習は、コースを覚えてもらわなければならないことがあり、特に第一段階と第二段階では、コース設定も異なる教習所が多いと思われますので、受講者に対する負担が大きくなることは必至であります。

そして、何より1日でいろんなことを詰め込まれるので、果たして、安全教育としての理解度を深めることができるのか、心配されるところです。

事の発端は経済産業省自動車課長の発言?

2016年に神戸市で開催された「BIKE LOVE FORUM」のなかで発言された、経済産業省の川野大志自動車課長の一言が引き金になったのではないでしょうか。

「排気量125CCの自動二輪免許取得を今までより簡単にするというような取り組みにチャレンジしてみた。」と述べている。(これを聞いたどこかのニュースでは、普通自動車免許を取得すれば小型二輪免許が運転できるようになると誤報を流し、一時騒動になっていたが…。)

その後も、自動二輪を推進する業界団体や、メーカー等の粘り強い働き掛けにより、警察庁が動き出したという経緯だそうです。

今後、パブリックコメント(意見公募)を実施した上で道路交通法施行規則を改正し、今夏にも導入する方針だそうです。

『警察庁からの情報によると平成30年7月11日改正がほぼ確定とのことです。また、この法改正によりどの教習所でもできるようになるわけではありません。受け入れ側も行政に申請するなど手続きを踏まなければならないでしょうから全ての教習所が前向きに取り入れるとは考えにくいです。ひとまず、「法律上は可能になった。」というだけで、教習所として取り入れる義務はないということ。
【平成30年6月15日追記】』

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まとめ

この法改正により、小型ATの取得人口が増加することになれば非常に喜ばしいことです。
近年下火になりつつある自動二輪業界に一石を投じる政策であることを期待しております。

しかしながら東京最速(渋滞が多いからすり抜けしやすい小型は早い。)であり、無法者も多い乗り物、悪質ライダー量産により、交通事故数増加とならないことをお祈り申し上げます。

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