【完全保存版】認知機能検査「手がかり再生」の全16イラストと4パターンを完全公開!タブレット受検の裏話と合格のコツ

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認知機能検査

「免許更新のハガキが届いたけれど、認知機能検査が不安で夜も眠れない」 「もし落ちてしまったら、免許を取り上げられてしまうのではないか……」

教習所の窓口には、毎日そんな不安を抱えた75歳以上の方がいらっしゃいます。 長年無事故で運転されてきたベテランの皆様にとって、この検査はまさに「未知の壁」。お気持ちは痛いほどよく分かります。

中でも、多くの受検者様が最も苦戦されるのが、**「手がかり再生」**と呼ばれる記憶力の検査です。 しかし、現役の指導員として断言させてください。 「仕組みさえ知ってしまえば、決して怖い検査ではありません」

今回は、この認知機能検査の最難関「手がかり再生」について、出題される全16枚のイラスト(4パターン全て)を完全公開します。 さらに、最近増えている「タブレット受検」の知られざる裏話や、合格するための具体的な戦略まで、包み隠さずお話しします。

この記事を読み終わる頃には、「なんだ、これなら私にもできる!」と自信を持っていただけるはずです。


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1. 検査の全体像と「魔の介入問題」の正体

まずは、敵を知ることから始めましょう。 認知機能検査は、大きく分けて以下の4つのステップで進みます。

  1. イラストの記憶: 4つのボードに描かれた計16枚のイラストを覚える。
  2. 介入問題(数字盤課題): 数字を消したりする単純作業。
  3. 問題2(自由回答): さっき覚えたイラストを、ヒントなしで書き出す。
  4. 問題3(手がかり再生): ヒントをもとに、イラストを書き出す。

この記事のメインテーマである「手がかり再生」は、最後の最後にやってきます。

なぜ「介入問題」と呼ばれるのか?

ここで非常に重要なポイントをお伝えします。 イラストを覚えた直後に始まる「介入問題」。これは、たくさんの数字の中から指定された数字に斜線を引いていくような作業です。

「これを間違えたら減点されるの?」と必死になる方がいらっしゃいますが、実はこれ、点数には一切関係ありません。 一生懸命やっても、やらなくても、あなたの認知機能の点数には1点も加算されないのです。

では、なぜこんなことをさせるのか? 答えは一つ。**「さっき覚えたイラストを忘れさせるため」**です。 専門用語で「干渉課題」とも言いますが、要するに、記憶の邪魔をする(介入する)ための意地悪な工程なのです。

ここで真面目になりすぎて脳のスタミナを使い果たすと、肝心のイラスト思い出せなくなってしまいます。「点数にならないなら、気楽にやろう」くらいの気持ちで、リラックスして取り組んでください。

▼介入問題の詳しい解説と対策はこちら https://online-ds.jp/2025/07/12/numbers/


2. 合格のボーダーラインと「ヒント」の重要性

介入問題が終わると、いよいよ記憶の呼び起こしです。 まずは「問題2(自由回答)」で、ヒントなしで思い出せるだけ回答用紙に書きます。

もしここで、16枚中8枚以上書くことができれば、その時点で合格(認知症の疑いなし)はほぼ確定です。 「えっ、半分でいいの?」と思われたかもしれません。そうです、満点を取る必要はないのです。

書けなくても焦らないで!「手がかり再生」が助けてくれる

「8個も思い出せない……」と真っ青になる必要はありません。ここで登場するのが、本日の主役**「問題3(手がかり再生)」です。 この問題では、回答用紙に以下のような「ヒント」**が書かれています。

「戦いの武器はなんでしたか?」 「楽器はなんでしたか?」

このヒントを見て、「あ、そういえば太鼓があったな!」と思い出せれば、しっかりと点数が加算(補填)されます。 自由回答で思い出せなかった分を、この手がかり再生で回収できれば、合格ラインには十分届きます。

魔法の呪文?「ヒントの順番」は決まっている

実は、このヒントが出される順番(カテゴリー)は、どのパターンでも完全に固定されています。 必ず以下の順番で聞かれます。

  1. 戦いの武器
  2. 楽器
  3. 体の一部
  4. 電気製品
  5. 昆虫
  6. 動物
  7. 野菜
  8. 台所用品
  9. 文房具
  10. 乗り物
  11. 果物
  12. 衣類
  13. 大工道具
  14. 家具

「次は野菜が来るぞ」「その次は台所用品だ」と分かっていれば、落ち着いて記憶の引き出しを探すことができますよね。この順番をなんとなく頭の片隅に置いておくだけで、本番の焦りは劇的に減ります。


3. 【完全公開】イラストの4パターン(A〜D)

認知機能検査のイラストには、A・B・C・Dの4つのパターンがあります。 重要なのは、**「試験中にパターンが混ざることはない」**ということです。 最初に「大砲(パターンA)」が出たら、最後までパターンAのイラストしか出ません。途中でパターンBの「戦車」が出てくることは絶対にありません。

それでは、全4パターンのイラストリストを公開します。 ご自身が覚えやすいもの、あるいは苦手そうなものをチェックしてみてください。

【パターンA】〜比較的オーソドックスな組み合わせ〜

  1. 大砲 (戦いの武器)
  2. オルガン (楽器)
  3. (体の一部)
  4. ラジオ (電気製品)
  5. てんとう虫 (昆虫)
  6. ライオン (動物)
  7. たけのこ (野菜)
  8. フライパン (台所用品)
  9. ものさし (文房具)
  10. オートバイ (乗り物)
  11. ブドウ (果物)
  12. スカート (衣類)
  13. ニワトリ (鳥)
  14. ばら (花)
  15. ペンチ (大工道具)
  16. ベッド (家具)

【パターンB】〜カタカナと馴染みのある物が混在〜

  1. 戦車 (戦いの武器)
  2. 太鼓 (楽器)
  3. (体の一部)
  4. ステレオ (電気製品)
  5. トンボ (昆虫)
  6. うさぎ (動物)
  7. トマト (野菜)
  8. ヤカン (台所用品)
  9. 万年筆 (文房具)
  10. 飛行機 (乗り物)
  11. レモン (果物)
  12. コート (衣類)
  13. ペンギン (鳥)
  14. ゆり (花)
  15. カナヅチ (大工道具)
  16. (家具)

【パターンC】〜少し覚えにくい?カタカナ語が多い〜

  1. 機関銃 (戦いの武器)
  2. (楽器)
  3. 親指 (体の一部)
  4. 電子レンジ (電気製品)
  5. せみ (昆虫)
  6. (動物)
  7. とうもろこし (野菜)
  8. ナベ (台所用品)
  9. ハサミ (文房具)
  10. トラック (乗り物)
  11. メロン (果物)
  12. ドレス (衣類)
  13. クジャク (鳥)
  14. チューリップ (花)
  15. ドライバー (大工道具)
  16. いす (家具)

【パターンD】〜生活用品が多くイメージしやすい〜

  1. (戦いの武器)
  2. アコーディオン (楽器)
  3. (体の一部)
  4. テレビ (電気製品)
  5. カブトムシ (昆虫)
  6. (動物)
  7. カボチャ (野菜)
  8. 包丁 (台所用品)
  9. (文房具)
  10. ヘリコプター (乗り物)
  11. パイナップル (果物)
  12. ズボン (衣類)
  13. スズメ (鳥)
  14. ひまわり (花)
  15. ノコギリ (大工道具)
  16. ソファ (家具)

4. 効率的な覚え方と「混ぜるな危険」

これら64枚(16枚×4パターン)の単語を、ただの文字の羅列として丸暗記するのは、正直言って若者でも不可能です。 私たちがお勧めしているのは、**「ストーリー仕立て」**で覚える方法です。 「大砲の弾が耳に当たって痛い」のように、短い物語を作ってイメージで記憶する方法が、最も効率的で忘れにくいです。

各パターンの詳細な覚え方やストーリー例は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【重要】全部完璧に覚えようとしないで!

真面目な方ほど、「よし、4パターン全部完璧に暗記していくぞ!」と意気込まれます。 しかし、これは逆効果になることがあります。

あまりに詰め込みすぎると、本番で緊張した時に頭の中でパターンがごちゃごちゃになり、**「パターンAの問題なのに、パターンDの『刀』と書いてしまった」**というミスが多発しています。 当然、そのパターンにない答えを書いても不正解です。

合格に必要なのは、満点ではありません。 「各パターン、確実に8個〜10個くらい答えられればOK」 それくらいの気持ちで、ストーリー記憶を活用して「ぼんやりと全体像」を掴んでおくのが、最も安全な対策です。


5. タブレット検査の「真実」と裏話

最近では、教習所や警察署でも「タブレット(iPad)」を使った検査が増えてきました。 「タブレットなんて触ったこともないし、無理だわ」 そう不安に思う方も多いですが、安心してください。

タブレットといっても、やることは**「タッチペンで画面に文字を書く」**だけです。紙に鉛筆で書くのと、動作は全く同じです。 操作が分からなければ、私たち指導員が必ず横についてサポートします。機械音痴だからといって不利になることは一切ありません。

逆に不安になる?「強制終了」の仕組み

ただし、タブレット検査には特有の「仕様」があります。 それが**「合格点に達したら強制終了する」**というシステムです。

現在の認知機能検査(タブレット式)の多くは、合格点(36点以上)を余裕で超えるライン(例:50点)に到達した時点で、**「検査はこれで終了です」**と画面が切り替わってしまうことがあります。 ※設定は実施場所により異なります。

受検された方からはよく、 「まだ全部の問題を解いてないのに終わってしまった!」 「せっかく覚えたのに、半分も書かせてくれなかった!」 という、不完全燃焼の声をいただきます。

でも、安心してください。途中で終わったということは、あなたが優秀な成績で合格ラインを突破したという証拠なのです。 「全部書けなかった……」と落ち込む必要はありません。むしろ胸を張っていいのです。

指導員の肌感覚:「油断は禁物」

一つだけ、現場の人間としての正直な感想をお伝えします。 紙の検査とタブレット検査、内容は同じはずなのですが、私の肌感覚では**「なぜかタブレットで行った方が、若干不合格率が高い」**ような気がしています。

画面への書き込みに戸惑ったり、画面が切り替わるスピードに焦ってしまったりするのかもしれません。 「機械がやってくれるから楽勝」と油断せず、しっかりとイラストの記憶対策をしておくことが、やはり重要です。


6. まとめ:準備さえすれば怖くない

認知機能検査は、あなたを落とすための「試験」ではありません。 あくまで、現在のあなたの記憶力や判断力が、安全運転に適しているかを確認するための「健康診断」のようなものです。

ここまで読んでくださったあなたは、もう「敵の正体」を知っています。

  • 介入問題は点数にならないこと。
  • ヒントには決まった順番があること。
  • イラストには4つのパターンしかないこと。

これだけ知っていれば、当日は周りの誰よりも落ち着いて検査を受けられるはずです。 まずは、ご自身が覚えやすそうなパターンのストーリーを読んでみることから始めてみてください。 きっと、「これなら覚えられそう」という手応えを感じていただけるはずです。

皆様が無事に検査をクリアし、これからも元気で安全なカーライフを送られることを、心より応援しております。