【2026年速報】2025年交通事故死者数が統計史上最少を更新。全47都道府県の数値を徹底分析

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雑談

新年を迎え、少しずつ日常が戻りつつある2026年1月6日。

警察庁から、毎年恒例の2025年(令和7年)の都道府県別交通事故死者数が発表されました。

今年は、長年「交通事故死者数ワースト」の常連だった愛知県が大幅に改善する一方で、首都圏や観光地を抱える地域で急激な悪化が見られるなど、順位の変動が非常に激しい年となりました。

今回は、警察庁発表の速報値をもとに、2025年の交通事故状況を徹底的に分析します。

後半には**「全国47都道府県別の全データ一覧」**も掲載しました。ご自身の住む地域や、実家のある地域の状況がどうだったのか、ぜひ確認してみてください。


1. 全国の交通事故死者数:統計史上最少を更新

まず、全体の総数から見ていきましょう。

2025年の1年間に全国で交通事故により亡くなられた方の人数は、2,547人でした。

これは、前年(2024年)の2,663人と比較して116人の減少となります。

警察庁が統計を取り始めた1948年(昭和23年)以降、最も少なかった昨年の記録をさらに更新し、統計史上最少となりました。

昭和45年(1970年)には年間1万6,000人以上が亡くなっていた「交通戦争」と呼ばれた時代を思えば、車両の安全性能の向上、医療技術の進歩、そして道路環境の整備によって、ここまで減少してきたことは間違いなく大きな成果です。

政府目標には届かず

政府は「第11次交通安全基本計画」において、2025年までに「24時間死者数を2,400人以下にする」という目標を掲げていました。

結果は2,547人。

残念ながら、目標数値には約150人届きませんでした。

警察庁も発表の中でこの点に触れ、「依然として厳しい状況にある」との認識を示しています。単に「減ったから良かった」ではなく、「まだ救える命があったのではないか」という課題が残る結果となったのです。


2. 【衝撃】ワースト1位が交代。神奈川県が急増

今年のデータで最も衝撃的だったのは、都道府県別のワースト順位の変動です。

長らく「愛知県」などがワースト上位の常連でしたが、2025年は神奈川県がワースト1位(139人)となりました。

神奈川県:前年比+30人の激増

神奈川県の死者数139人というのは、単に数が多いだけではありません。前年と比較して30人も増加しているのです。これは全国で最も悪い増加幅です。

横浜や川崎といった大都市部を抱え、交通量が非常に多い地域ですが、1年間でこれほど死者数が増えてしまった背景には、歩行者事故の増加や、二輪車事故の多発など、複合的な要因が絡んでいると考えられます。

北海道の悪化も深刻

続いてワースト3位に入ってしまったのが北海道(129人)です。

こちらも前年比で**+25人**と、大幅に悪化しました。

北海道特有の直線道路でのスピード出し過ぎによる重大事故や、観光客の増加に伴う事故のリスクが改めて浮き彫りになった形です。広大な大地ゆえに、一度事故が起きると被害が甚大になりやすい傾向があります。


3. 【注目】愛知県が「脱ワースト」へ大幅改善

長年、不名誉な「ワースト1位」の代名詞とされてきた愛知県が、劇的な改善を見せました。

2025年の愛知県の死者数は112人。

なんと前年から29人も減少させ、ワースト順位を一気に7位まで下げました。

「愛知は運転が荒い」「名古屋走り」などと揶揄されることも多い地域ですが、県警による徹底した取り締まりや、官民一体となった「マナーアップキャンペーン」などの地道な努力が、着実に数字として表れ始めていると言えるでしょう。

この減少幅(-29人)は全国トップの改善数であり、他県のモデルケースとして注目されるべき成果です。


4. 全国47都道府県別 交通事故死者数一覧(2025年確定版)

それでは、全国すべての都道府県のデータを見てみましょう。

以下は死者数が多い順(ワースト順)に並べた一覧表です。

右側の「前年比増減」を見ると、その県が今年「改善したのか(マイナス)」「悪化したのか(プラス)」が一目でわかります。

順位都道府県2025年死者数2024年死者数前年比増減
1神奈川139人109人+30
2東京134人146人-12
3北海道129人104人+25
4埼玉125人113人+12
5千葉122人131人-9
6大阪120人127人-7
7愛知112人141人-29
8兵庫98人109人-11
9福岡85人91人-6
10茨城82人94人-12
11静岡72人88人-16
12栃木69人60人+9
13三重59人46人+13
14広島58人68人-10
15岐阜55人70人-15
16新潟55人55人0
17滋賀54人28人+26
18福島53人51人+2
19京都49人52人-3
20群馬48人49人-1
21愛媛46人52人-6
22長野44人57人-13
23鹿児島44人53人-9
24大分41人28人+13
25熊本41人55人-14
26岡山41人60人-19
27沖縄40人44人-4
28岩手39人28人+11
29宮城38人47人-9
30宮崎34人39人-5
31和歌山33人34人-1
32秋田33人31人+2
33石川32人30人+2
34山口31人51人-20
35富山30人22人+8
36長崎29人26人+3
37青森27人43人-16
38奈良25人23人+2
39高知25人21人+4
40山形23人24人-1
41福井21人23人-2
42香川20人31人-11
43佐賀20人24人-4
44徳島19人33人-14
45山梨19人28人-9
46鳥取17人15人+2
47島根17人9人+8

5. データから見えてくる「危険な兆候」

表を見ていただくと、いくつか気になる数字が浮かび上がってきます。

滋賀県の異常な増加率

個人的に最も懸念しているのが、17位の滋賀県です。

死者数54人という数字自体は中規模ですが、前年の28人から**ほぼ倍増(+26人)**しています。これは神奈川、北海道に次ぐ全国ワースト3位の増加数です。

滋賀県は交通の要衝であり、国道などの幹線道路も多い地域です。何らかの特定の事故形態が増えたのか、あるいは気の緩みが生じているのか、県民の方は特に注意が必要な1年となりそうです。

「ベスト県」は山陰の両県

一方で、最も死者数が少なかったのは鳥取県と島根県で、共に17人でした。

人口規模が少ないとはいえ、年間を通して10人台に抑えているのは素晴らしい結果です。しかし、島根県に関しては前年の9人(一桁!)から比べると増加しています。「少ないから安心」ではなく、これ以上の事故を防ぐ努力が続けられています。

高齢者事故の割合は依然として高い

今回の発表では、65歳以上の高齢者の死者数が1,423人であることも公表されました。

これは全体の55.9%を占めています。

つまり、交通事故で亡くなる方の2人に1人以上が高齢者であるという現実は変わっていません。

高齢ドライバーによる事故も問題になりますが、それ以上に「高齢者が歩行中や横断中に車にはねられる」ケースが後を絶ちません。

夜間の反射材着用や、ドライバー側の早めのライト点灯(ハイビームの活用)など、基本的な対策がいかに重要かを物語っています。


6. まとめ:2026年を無事故で過ごすために

2,547人という数字は、単なる統計データではありません。

一つひとつの数字の向こう側に、突然奪われた日常があり、悲しみに暮れるご家族がいます。

警察庁は今回の結果を受け、「飲酒運転」や「ながらスマホ」などの悪質・危険な違反に対して、より一層厳しく取り締まりを行う方針を示しました。

しかし、警察の取り締まりだけで事故がゼロになるわけではありません。

今回のデータ分析で、ワースト順位が大きく入れ替わったことからも分かるように、交通事故のリスクは「地域性」や「その年の流れ」によって変化します。「自分の住む地域は大丈夫」「自分は運転がうまいから大丈夫」という過信こそが、最大の敵かもしれません。

  • 神奈川・北海道・滋賀にお住まいの方は、特に「地域の事故が増えている」という危機感を持つこと。
  • 愛知や東京など減少傾向にある地域の方も、その流れを止めないよう、より一層の「思いやり運転」を心がけること。

2026年が終わる頃、このブログで「今年はさらに死者数が減り、目標を達成しました」という明るいニュースをお伝えできるよう、私たち一人ひとりがハンドルを握る手、そして歩く足元に、いま一度緊張感を持っていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆様の今年一年の交通安全を心よりお祈り申し上げます。