【学科試験対策】バス停から10m以内は駐車禁止?駐停車禁止?混乱しやすい禁止場所を徹底整理

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はじめに

学科試験でよく出題されるのが「駐車禁止」と「駐停車禁止」の違いです。
とくに バス停からの距離 に関する問題は、受験生が混乱しやすい典型的なテーマ。

「バス停から10m以内は駐車禁止」
「いや、駐停車禁止でしょ?」

――どちらが正しいのか、はっきり答えられますか?

今回はこの「バス停10m問題」を中心に、その他の駐停車禁止場所も整理しながら解説していきます。


問題

「バス停から10m以内は、駐車禁止である。」


答え

👉 ×(誤り)


理由(法律の規定)

道路交通法第44条には、駐停車禁止の場所が列挙されています。その中に、

  • バスの停留所の標示板から10メートル以内の部分

と規定されています。
つまり「駐車禁止」ではなく、正しくは 駐停車禁止 です。


例外:バス運行時間外

ただし、ここには特別ルールがあります。

  • バス運行時間中 → 駐停車禁止
  • バス運行時間外 → 駐車禁止(=停車は可能)

例えば深夜にバスが運行していない時間帯であれば、人の乗降のための一時的な停車は認められます。
しかし「駐車(5分以上/運転者不在)」は運行時間外であっても禁止です。


技能検定での注意点

  • バス停付近に「ちょっとだけ」と停めてしまうと、試験では減点。
  • 特に 運行時間中は停車も禁止 なので要注意。
  • 路上検定では実際のバス運行状況にかかわらず「バス停付近は停車しない」と覚えておくのが安全。

駐車禁止と駐停車禁止の違い

学科試験では、言葉の違いを問うパターンが多いです。

  • 駐車禁止 → 人の乗降や5分以内の停車は可能
  • 駐停車禁止 → 一切止まれない(人の乗降もNG)

「駐停車禁止は完全にアウト」と覚えておくと混乱しません。


その他の駐停車禁止場所

学科試験で必ず覚えておくべき場所を整理してみましょう。

  • トンネル内
  • 軌道敷内(路面電車の走行部分)
  • 坂の頂上付近
  • 急な勾配の坂道(上りも下りも)
  • 交差点から5m以内
  • 道路の曲がり角付近とそこから5m以内
  • 横断歩道とその前後5m以内
  • 踏切とその前後10m以内
  • 安全地帯の側端から10m以内
  • バス停留所から10m以内(運行時間中は駐停車禁止/運行時間外は駐車禁止)

坂は2種類ある!

意外と忘れがちなのが「坂道」に関する規定。

  • 坂の頂上付近:見通しが悪いため危険
  • 急な勾配の坂道:ブレーキが甘いと後退して事故につながる危険

「坂=頂上だけ」と思っていると、試験でひっかかります。必ず「坂は2種類」と覚えておきましょう。


覚え方:語呂合わせ

有名な暗記法がこちら👇

「トキ坂コマオ 不安定」

  • ト → トンネル内
  • キ → 軌道敷内
  • 坂 → 坂の頂上付近+勾配の急な坂
  • コ → 交差点から5m以内
  • マ → 曲がり角付近
  • オ → 横断歩道とその前後5m以内
  • 不 → 踏切とその前後10m以内
  • 安 → 安全地帯の側端10m以内
  • 定 → バス停留所から10m以内

👉 「坂道」だけは2種類あるので気をつけてください。


学科試験でのひっかけパターン

  • 「バス停から10m以内は駐車禁止」 → ×(駐停車禁止です)
  • 「バス停から10m以内は駐停車禁止」 →
  • 「バス停から10m以内はバス運行時間中のみ駐停車禁止」 →
  • 「坂の頂上付近は駐車禁止」 → ×(駐停車禁止)

まとめ

  • バス停10m問題は「駐車禁止」か「駐停車禁止」か、または「5m」か「10m」かで出題される!
  • 正しくは 運行時間中は駐停車禁止/運行時間外は駐車禁止、そして「10m以内」です
  • その他の禁止場所は「トキ坂コマオ 不安定」で覚える
  • ただし「坂道」だけは2種類あると覚える

👉 学科試験では「駐車禁止」と「駐停車禁止」の違いを突いてくるので、正確に覚えることが合格のカギです。