「あっ…高齢者講習、受けるの忘れてた!」
免許証の更新期限が迫ってきた70歳以上のドライバーの方で、「高齢者講習を受けていなかった…」という事態に気づく方は少なくありません。
更新のために免許センターへ行ったら、「高齢者講習の修了証明書がないと更新できません」と言われてしまった…。
でも、まだ諦めるのは早いです。結論から言うと、ギリギリでもセーフな可能性はあります!
【結論】まだ間に合う可能性アリ。まずは免許センターへ相談!
高齢者講習を受け忘れていたとしても、免許の有効期限が切れる前であれば、更新手続きの“準備段階”に入ることができます。
✅ 1. 免許有効期限内なら「先に更新手続き → 後日講習提出」も可能
一部の運転免許センターでは、高齢者講習が終わっていない状態でも、
更新手続きだけ先に済ませておき、
後日「高齢者講習修了証明書」を提出すれば、免許が発行される
という特例的な対応を取ってくれる場合があります。
💡この特例を受けるためには、まず“必ず免許センターに相談”することが大事です。
【要注意】有効期限を過ぎた場合の2つのパターン
では、万が一、有効期限を過ぎてしまったら…?
✅ 2. 有効期限後「6ヶ月以内」なら、まだ再取得できる!
たとえ免許の有効期限を過ぎてしまっても、6ヶ月以内であれば“失効再取得”が可能です。
この場合、講習の修了証明書を持って免許センターへ行けば、更新手続きができます(※運転はできません)。
✅ 3. 有効期限後「6ヶ月超~1年以内」だと仮免許に逆戻り…
もし、免許の有効期限から6ヶ月以上1年未満が経過してしまった場合は…
- 本免許は完全に失効
- 仮免許のみの交付
となります。
🔁 ここから復帰するには?
- 仮免許を持って教習所に入校し、技能教習を一部受ける
- または、試験場の「一発試験」で合格した後、
教習所で取得時講習を受けて、免許を再取得
と、かなり手間と費用がかかるルートになってしまいます。
✅ 4. 有効期限後「1年以上経過」=完全失効、再取得からやり直し
1年以上経過すると、学科試験・技能試験・講習すべてを一からやり直しとなります。
この時点では**“運転初心者”と同じ扱い**になるので、70代・80代での再取得はかなりハードルが高くなってしまいます。
【結論まとめ】まだ間に合う可能性アリ、でも「早めの講習予約」がカギ
状況 | 対応方法 | ポイント |
---|---|---|
有効期限内 | 免許センターで相談 → 後日講習修了証提出 | 特例あり、早めに相談を |
有効期限後6ヶ月以内 | 修了証持参で失効再取得可能 | 運転は不可だが復活可能 |
有効期限後6ヶ月超~1年以内 | 仮免許のみ復活 | 教習所 or 一発試験が必要 |
有効期限後1年超 | 完全失効 | すべて一からやり直し |
【注意】高齢者講習の予約は早めに!
高齢者講習は、全国的に予約が混雑しています。とくに更新ハガキが届く約5ヶ月前から受講可能なので、通知が届いたらすぐに予約を取るのが理想です。
🚘 高齢ドライバーの皆さまへ
高齢者講習は「義務」ではありますが、決してあなたの運転を否定するものではありません。
安心・安全に運転を続けていただくための、いわば健康診断のようなものです。
うっかり忘れてしまっても、まだ手はあります。
まずは焦らず、免許センターや教習所に相談を!