【2025年最新版】免許返納をご検討の高齢ドライバーへ|いつ・どのように判断すべきか?

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高齢者講習

高齢になってくると、誰もが一度は考える「免許返納」という選択。

  • 普段からよく運転している方
  • 月に数回だけ運転する方
  • まったく運転しておらず、今後も運転する予定のない方
  • 今は乗っていないが、家族の送り迎えなどで将来必要になるかもしれない方

立場や考え方は人それぞれです。

「事故なんて起こしたことがないから大丈夫」
「近所しか運転しないから問題ない」

そう思っている方こそ、実は注意が必要かもしれません。

この記事では、以下のポイントについて詳しく解説します:

  • 免許返納を考えるべきケース
  • 返納した後にどう生活するか?
  • 返納以外の選択肢(サポカー限定免許、一部返納など)
  • 運転経歴証明書の活用

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1|運転状況別:免許返納を考えるタイミングは?

【① 運転していない、今後もする予定がない方】

これはもう、返納一択です。
免許を所持しているだけでは何の役にも立ちませんし、もしも突然の体調不良時などに「自分で運転しようか…」という判断が命取りになることもあります。

【② 今は乗っていないが、将来運転するかもしれない方】

たとえば田舎に引っ越す予定がある、家族の通院に使うかも…といったケースです。

ただし!これまで運転してこなかった方が、ブランクのある状態で安全に運転できる保証はありません。
この場合も、返納を前向きに検討しましょう。

【③ 月に1~2回だけ運転する方】

車の維持費(保険・税金・車検・駐車場・ガソリン代)を考えると、かなり割高です。

この頻度なら、公共交通機関やタクシーを利用したほうが合理的という判断もあります。

【④ ほぼ毎日運転している方】

まずはその運転が「本当に必要なのか」見直してみましょう。

  • 公共交通機関では対応できないか?
  • 原付や電動自転車では代替できないか?

それでも車が必要な方は、今後も安全に運転できるよう、高齢者講習や運転技能検査を通じて、自分の運転を見直す機会を持つことが大切です。


2|返納の方法とその選択肢

①【運転経歴証明書の申請】

免許を返納すると、希望者は「運転経歴証明書」を取得できます。

  • 顔写真付きの公的な身分証明書
  • 更新の必要なし(※2012年以降発行分)
  • 一部公共施設・商業施設で割引サービスを受けられる

②【一部返納という選択肢】

普通免許や大型免許は返納し、原付・小型二輪だけ残すという方法もあります。

  • 小回りが利き、近距離移動には十分
  • 高齢になっても運転可能なケースが多い
  • 一部の方は電動アシスト自転車のほうが便利ということも

③【サポカー限定免許に切り替える】

「運転を続けたいが、家族からの反対がある…」という方には、サポカー限定免許という手段があります。

④【返納はせず、夜間の運転だけ控える】

高齢者講習で夜間視力の低下が見られた場合は、夜間運転を避けることも事故防止に有効です。

👉 夜間視力検査についてはこちら


3|返納後の生活をどうする?

①【移動手段を考える】

  • 電車・バス・タクシー
  • 家族や福祉サービスの送迎
  • 電動アシスト自転車・シニアカーなど

交通手段の選択肢は意外と多くあります。自治体によっては、移動支援サービスもありますので要確認です。

②【駅近くへの引越しも一案】

「買い物や通院のために車が必要」という方も、駅近くに住むだけで生活の選択肢が大きく変わることも。

もちろん簡単な決断ではありませんが、今後の人生を見据えた一手として検討する価値は十分にあります。

③【シルバーパスの利用(地域限定)】

地域によっては、**シルバーパス(高齢者向け交通定期券)**の利用が可能。

費用負担が軽く、公共交通が自由に使えるようになります。


まとめ|“返納”とは「運転をやめること」ではなく「次の生活を始めること」

「事故を起こしたことがないから、大丈夫」
「まだ自分はしっかりしているから」

こうした自信が、時に判断を鈍らせてしまうことがあります。

**事故を起こしてしまった人の多くが、「運転に自信のあった人」**という事実も忘れないでください。

  • いつかは免許を返納する日が来る
  • ならば、少し早めに準備しておく方が、家族にも自分にも負担が少ない
  • 安全第一。自分の命も、他人の命も守るための判断を

この記事が、あなた自身またはご家族と向き合い「いつ・どのように運転と付き合っていくか」を考えるきっかけになれば幸いです。