【2025年最新版】認知機能検査の点数計算方法を徹底解説!

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高齢者講習

75歳以上の方のうんて免許更新時には「高齢者講習」または「運転技能検査」と併せて「認知機能検査」を受験しなければなりません。この検査は、免許を更新したければ、避けて通れないステップです。「認知機能検査」ではその得点によって「認知症のおそれがあるかどうか」が判断されますが、意外と知られていないのが「その点数は本人には通知されない」ということ。

この記事では、現在の制度(2025年時点)に沿った、認知機能検査の最新の点数計算方法をわかりやすくご紹介します。


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認知機能検査の流れと採点対象

まず、検査は以下の4つのステップで構成されています。

問題番号内容採点有無
16枚のイラストを記憶するこの段階では採点なし
問題1介入問題(数字探し)× 採点なし
問題2自由回答(ヒントなし)○ 採点対象
問題3手がかり再生(ヒントあり)○ 採点対象
問題4時間の見当識○ 採点対象

問題1:介入問題(採点なし)

「数字の中から指定されたものに斜線を引く」という作業問題です。

目的は、記憶したイラストを一時的に忘れさせる(記憶を介入させる)ためのもの。
したがってこの問題自体に得点はつきません

あまり気合を入れすぎないようにしてください。

詳しくはこちら:
介入問題とは? http://online-ds.jp/2025/07/12/numbers/


問題2:自由回答(ヒントなし)

最も得点配分が高く、重要なパートです。
事前に記憶した16枚のイラストを、ヒントなしで思い出して書き出します。

※イラストパターンは、4種類×16枚のイラスト(4種類のうちのどれかが検査に出ます。)

  • 1問正解ごとに2点加点
  • 最大16問正解で32点

例えば、8問正解した場合
→ 8問 × 2点 = 16点(この時点で認知症のおそれなしが確定!)

詳しくはこちら:
パターンA:記憶の再生まとめ

パターンB:記憶の再生まとめ

パターンC:記憶の再生まとめ

パターンD:記憶の再生まとめ


問題3:手がかり再生(ヒントあり)

自由回答で思い出せなかったイラストに対して、カテゴリーのヒントをもとに再チャレンジする問題です。

  • 1問正解ごとに1点加点
  • ただし、自由回答ですでに正解した問題は対象外ですが、自由回答で回答できた問題も含めて改めて全て回答し直してください。
  • 最大点数:16点

たとえば、自由回答で9問正解、手がかり再生で残りの7問中6問正解
→(9×2)+(6×1)= 24点


問題4:時間の見当識

日付・時間に関する5つの質問に答える問題です。
以下のように、項目ごとに配点が異なります。

質問項目配点
今年は何年?5点
今月は何月?4点
今日は何日?3点
今日は何曜日?2点
今は何時何分?1点
合計15点

注意点:

  • 「時間」は30分以上のズレがあると不正解となります。例:正解が9時35分 → 9時や10時ならOK、9時05分は不正解。
  • 回答は、西暦表記が無難です(皇紀・元号は誤答扱いになるケースあり)

詳しくはこちら:
時間の見当識 詳細解説

総合点の算出方法

点数は以下のような係数を掛けて計算されます。

問題カテゴリ満点係数最大加点
記憶の再生(自由+手がかり)32点× 2.499約79.97点
時間の見当識15点× 1.336約20.04点

👉 合計最大得点:99.99点(便宜上100点満点として扱われる)


点数が通知されない?検査結果通知書の仕組み

認知機能検査を受けたあと、手渡される**「認知機能検査結果通知書」**には、点数は明記されません。

記載されるのは次の2区分のみ:

  • 「認知症のおそれなし」
  • 「認知症のおそれあり」

そのため、自分の正確な得点はわからない仕組みになっています。


自由回答で8問正解すれば安心ライン?

自由回答で8問(=16点)正解した場合:

(8問×2=16点) × 2.499 ≒ 39.98点
となり、

この段階で「認知症のおそれなし」と判定されることが確定しますので、とにかくヒントなしで8個以上正解できるように頑張りましょう。

まとめ

  • 問題1「介入問題」は採点されないので、本気を出しすぎないこと。
  • **記憶の問題(自由回答+手がかり)**が最重要
    自由回答で8問正解すれば、「認知症のおそれなし」確定!
  • タブレットで検査を実施している会場も多数あり。この場合、合格点に達したら、検査は最後までやらずに途中で打ち切り「認知症のおそれなし」確定!

正しい対策と準備で、認知症のおそれなしを確実に勝ち取りましょう!