75歳以上の方が運転免許を更新する際に避けて通れない「認知機能検査」。
実は、しっかりと対策をしておけば、合格はそれほど難しくありません。この記事では、2025年現在の最新制度に基づいて、認知機能検査の内容・点数・流れ・持ち物などを完全網羅します。
1. 認知機能検査とは?
- 75歳以上の運転免許更新時に必ず受けなければならない検査です。
- 判定は「認知症のおそれなし」または「おそれあり」のどちらかになります。
- 「おそれあり」となった場合でも免許更新は可能ですが、医師の診断書が必要となり、「認知症」と診断された場合には免許の取り消しとなる可能性があります。
- 一部の条件を満たした方は受検免除となる場合もあります。詳しくはこちらの記事で解説しています👇
👉 認知機能検査が免除されるケースとは?
2. 認知機能検査の予約方法
予約方法は都道府県や会場によって異なります。
- 📞 電話予約
- 🌐 インターネット予約
- 📨 ハガキによる自動指定(日時・場所が記載されて届く)
※地域によって運用が異なるため、必ず届いたハガキを確認してください。
認知機能検査は、大変混み合っている可能性が高いため、ハガキが届いたら早めに予約しましょう。
3. 検査料金
- 免許センターなどの公的施設で受検 → 1,050円
- 教習所などで受検 → 教習所によって異なるため事前確認を!
4. 当日の持ち物
- 「検査と講習のお知らせ」が記載されたハガキ
- 検査手数料
- 黒色のボールペン
- 運転免許証および マイナンバーカード(あれば)
- 眼鏡・補聴器など(必要な方のみ)
※都道府県や会場によって指定物が異なる場合があるため、事前にハガキをよく確認してください。
5. 検査内容と流れ
🧠 検査方法は2パターン
- 紙ベースで記入する従来の方法
- タブレット(iPadなど)を用いたデジタル方式
※どちらの形式でも問題内容は同じです。
※ただし、タブレット方式では合格点に達した時点(実際には49点以上)で検査が途中終了することがあります。
📝 検査の流れと内容
① イラスト記憶
まず、16枚のイラストを覚えるところからスタートします。
② 問題1:介入問題(採点なし)
指定された数字に斜線を引く作業。目的は「イラストの記憶をいったん忘れさせる」こと。
あまり気合を入れてやらないように!この問題は採点されません。
👉 詳しくはこちら:介入問題とは?
③ 問題2:自由回答(ヒントなし)
覚えたイラストをヒントなしで思い出します。1問正解で2点加点
この問題が最も配点が高いため、ここで多く答えられることが重要です。
④ 問題3:手がかり再生(ヒントあり)
自由回答で思い出せなかったイラストを、ヒントをもとに再び思い出す。1問正解で1点加点
👉イラストは 全4パターン
自由回答・手がかり再生攻略法!詳しくはこちら:
パターンA|パターンB|パターンC|パターンD
⑤ 問題4:時間の見当識
「今日は何年・何月・何日・何曜日・今何時?」という5つの質問。
※それぞれの正解点数
年:5点、月:4点、日:3点、曜日:2点、時間:1点。合計15点満点
👉 詳しくはこちら:時間の見当識 完全解説
6. 点数と合格ラインについて
- 総合点は、各問題の正答数に応じて点数が加算されます。
- 点数の計算方法はこちらで詳しく解説👇
👉 点数計算方法と合格ラインの完全ガイド
🏁 判定結果は2つのみ
- 「認知症のおそれなし」:合格
- 「認知症のおそれあり」:医師の診断が必要
※「おそれあり」でも更新は可能ですが、医師から「認知症」の診断が下された場合は免許が取り消されます。
✅ まとめ
- 認知機能検査は、準備すればしっかり対策ができる検査です。
- 本サイトでは、各問題の解説・回答のコツ・点数の仕組みなどを網羅的にご紹介しています。
- ご家族の安心や、運転継続のためにも、ぜひ本記事を参考にしながら合格を目指してください。