【高齢者講習】実車指導(実技講習)完全解説|不安な方もこれを読めば安心!

スポンサーリンク
高齢者講習

はじめに

「高齢者講習の実車指導って、なにをやるの?」「試験みたいで緊張する…」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

実は、高齢者講習で行われる実車指導(実技講習)は試験ではありません。
一定の交通違反歴がなければ、実車指導はあくまで“講習”であり、落ちることは基本的にありません。

この記事では、
✅ 実車指導で行われる内容
✅ 評価のポイント
✅ 運転技能検査との違い
✅ 不安を抱える方へのアドバイス
をわかりやすくご紹介していきます。


スポンサーリンク

1. 実車指導(実技講習)で行われる内容とは?

高齢者講習における実車指導は、教習所内のコースを使って行われます。

主な内容は以下の通りです:

  • ならし走行300m以上
  • 指導コースは1,200m以上の距離
  • S字・クランク・方向変換などの難しい課題は実施しません
  • 目的は「安全に走行できるか」の確認です

つまり、テストのような「合否判定」はなく、安全に走れているかどうかを見てもらうだけの時間です。

ただし、同乗する指導員が運転評価票を用いて「運転の様子」を確認するので、最低限の運転操作や交通ルールの理解は必要です。


2. 実車指導の評価ポイントは?

評価項目は運転技能検査とほぼ共通です。具体的には以下の6つのポイントに注目されます:

✅ 評価のチェックポイント

  1. 指定速度による走行
     → 指示された速度で安定して走行できるか
  2. 正しい走行位置での右左折
     → 脱輪や右側通行などがなく、基本的な走行位置を守れているか
  3. 一時停止を確実に行っているか
  4. 信号をしっかり守っているか
  5. 段差乗り上げ課題
     → 高さ7〜11cmの段差にアクセル操作で乗り上げ、
     → 1m先の白線で車輪の中心を停止させられるかどうか
  6. その他:指導員の補助なく安全に走行できているか

3. 実車指導と運転技能検査の違い

項目実車指導(高齢者講習)運転技能検査(特定違反者対象)
法的位置づけ講習(免許更新の一部)試験(合格が必須)
ドライブレコーダー義務ではない撮影義務あり
シミュレーター代替不可
ペーパードライバー対応指導内容を柔軟に調整可試験のため中止=不合格

詳しくは → 運転技能検査の解説はこちら


4. 不安を感じている方へ|よくある相談とアドバイス

「運転なんて何年もしていないから不安で眠れなかった…」

そんな声は少なくありません。
でもご安心ください。

✅ 過去3年間で「18基準行為」に該当する交通違反がなければ、あくまで講習です。試験ではありません。
✅ 「仮に運転はもうしていないけど、免許だけ更新したい」という方は、事前にペーパードライバーであることを伝えれば配慮してくれます。

担当する指導員も、無理をさせて事故が起きては本末転倒。
実際には「軽く1周回って終わり」というケースも非常に多くあります。


5. 実車指導を免除したいなら…こんな選択肢も

「もう運転はしないし、講習もラクに済ませたい」
そんな方におすすめなのが、

👉 普通免許のみを返納し、原付免許を残す方法です。

これにより、実車指導は免除され、視力検査のみで講習は終了します。
視力検査について詳しくはこちら:
高齢者講習の視力検査ガイド


まとめ|実車指導は「心配しすぎなくて大丈夫」

高齢者講習の実車指導は、落ちることを心配するような試験ではありません。
特別なテクニックや高度な課題はなく、基本的な交通ルールと安全確認ができれば十分です。

  • 安全にコースを走行できるか
  • 指導員の指示に落ち着いて対応できるか

これだけでOKです。

「もう運転しない」という方も、無理に運転せず免許の種類を調整することで講習を簡略化できます。
気負わず、リラックスして受講に臨んでくださいね。


🔗 あわせて読みたい