【Good Driving 第2章】

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運転上達の秘訣

技術・知識・経験・マインドを狂わせる“危険因子”とは?

どれだけ運転技術を極めても、どれだけ交通ルールに精通していても、どれだけの経験を積んでも、安全意識が高くても——
「事故ゼロ」は存在しません。

なぜか?
それは、運転に影響を与える“危険因子”が常にあなたの周囲に潜んでいるからです。

本記事では、どんなに優れたドライバーでも見逃せない「技術・知識・経験・マインドを狂わせる危険因子」について詳しく解説します。


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1. 天候や道路環境

運転経験が豊富でも、自然現象には逆らえません。
たとえば、夜の雨天時の運転。見通しの悪さ、路面の滑りやすさ、対向車のヘッドライトの反射——これらすべてが判断力や反応速度を鈍らせます。

夜の雨の日の運転はきっと嫌ですよね?

事故を起こす要件が揃っています。

でも・・・きっとあなたは車を運転することを選択するでしょう・・・。

【実例】

湯船で疲れを落とし、夕飯も食べ終わった状態。

リラックスしていたあなたのもとに、お父さんから一本の電話。
「駅に着いたけど、土砂降りが降ってきちゃったから。迎えに来てくれないか?」

絶対行きたくないが、

教習代を出してくれた親への恩義もあり、迎えにいくことに。

そのお迎えどうやって行きますか?

徒歩で向かう?

自転車?

バス?

もしあなたが免許を持っていて、お家にはあなたが運転できる車があるとしたら 何で向かう?

きっとあなたは車で迎えにいくことを選ぶでしょう。

夏は涼しくて、冬は暖かく、雨を凌げる乗り物・・・

でも覚えておいてください。
夜間の車での送迎は、最も死亡事故の発生率が高い条件が揃っています。

過信せず、慎重な判断を心掛けてください。


2. 渋滞

「渋滞=ゆっくり=安全」と思いがちですが、そこには意外な落とし穴があります。

  • イライラして運転が乱暴になる
  • 無理な抜け道を探してスピードを出す
  • 時間に追われて判断が鈍る

渋滞の真のリスクは「心のゆとりを奪う」ことにあります。
ゆとりを持った計画と運転こそが、安全運転の基本です。


3. 車のトラブル

整備不足によるトラブルは、命を脅かします。
以下のような例が考えられます:

  • タイヤが外れる
  • エンジンが焼きつく
  • 高速道路で突然停止

大切なのは、トラブルが起きたときの対応力も大事ですが、それよりももっと大切なのは**「未然に防ぐ準備」**です。
定期点検、車検、日常点検など事前の点検を怠らず、安心して運転できる状態を保ちましょう。


4. 体調不良や精神的ストレス

体調不良、睡眠不足、悩み事などは、判断力を著しく低下させます。
特に見落としがちなのが体調不良。中でも多いのは「花粉症と薬の副作用」についてです。

鼻炎薬には眠気を誘発する成分が含まれるものが多く、
薬を飲んでから運転するのは非常に危険です。

不調時は無理をせず、タクシー・送迎・公共交通機関の利用を検討しましょう。


5. カーナビ・スマホの“ながら運転”

「ちょっとルートを確認するだけ…」
その一瞬が命取りです。

たとえ1秒でも、時速60kmなら約17m進んでいます。
運転中のスマホ・カーナビ操作は厳禁。確認は停車時に行うのが鉄則です。

ながら運転は、2024年11月から厳罰化しております。一瞬の操作が人の命とあなたの生活を一瞬で奪うことを忘れないようにしましょう。


6. 人間関係

人間関係のストレスも事故の引き金になります。

  • 夫婦喧嘩の直後にスピードを出しすぎる
  • 運転中に別れ話を持ち出されて動揺する

いずれも死亡事故になった事例があります。運転に感情を持ち込まないことが、重大事故を防ぐカギです。精神的に不安定の時は運転を控えましょう。


7. 老い

高齢ドライバーの運転には注意が必要です。
加齢に伴う判断力・認知機能・動体視力の低下は、思っている以上に進行しています。

▼ 詳しくはこちらの記事で
👉 高齢ドライバーの運転はなぜ危ない?


8. 酒

言語道断です。
飲酒運転は自分の人生だけでなく、他人の人生も奪います。

  • お酒を飲んだら運転しない
  • 車で行くならお酒を飲まない
  • 運転する人にお酒を勧めない

この3原則を、徹底しましょう。


まとめ

どれだけ「うまい運転」ができても、危険因子に晒されれば一瞬でバランスが崩れます。
常に冷静に、自分の状態・車の状態・周囲の環境を見つめながら、安全な運転を心がけましょう。
第一章で、「上手な運転」について解説解説しました。第二章では、「技術」「知識」「経験」「安全マインド」を兼ね備えていても道路では危険な要素がたくさんあるんだということについて解説しました。

何か起きてからでは遅いんです。一つ一つの危険要素を無意識にイメージできる人こそが、上手な運転手なのかもしれません!


次回予告

第3章「本当に上手な運転の正体について考える」
あなたが目指すべき“本当の上手な運転”とは何か?
その本質に迫ります。