【2025年最新版】高齢者講習の4号課程とは?3号課程との違いや免許更新との関係も解説!

スポンサーリンク
高齢者講習

高齢ドライバーの方にとって、免許更新時に必ず耳にする「高齢者講習」。ですが、「3号課程」や「4号課程」といった講習の違いをご存知でしょうか?

本記事では、高齢者講習に関する3つの講習

  • 高齢者講習
  • 高齢者講習同等教育課程(3号課程)
  • 高齢運転者教育課程(4号課程)

の違いと、特に混同されがちな「4号課程」について詳しく解説します。
「4号課程を受けたのに免許更新に使えなかった…」なんて誤解を防ぐためにも、ぜひ最後までご覧ください。


スポンサーリンク

「高齢者講習」・「3号課程」・「4号課程」はどう違う?

講習名実施主体講習趣旨講習時間免許更新との関係
高齢者講習公安委員会 or 委託教習所適性確認、講習2時間必須
3号課程(高齢者講習同等教育)教習所が自主実施高齢者講習と同内容2時間高齢者講習免除
4号課程(高齢運転者教育)教習所が自主実施高齢者向け安全運転教育教習所ごとに異なる更新には使えない

注意点

  • 3号課程は免許更新時の高齢者講習と同等の講習で、正式に免除される
  • 4号課程はあくまで「任意講習」であり、免許更新の条件にはならない

「運転免許取得者教育」には他にも種類がある

教習所が行う「運転免許取得者教育」には、3号・4号課程の他にも以下のような課程があります。

課程番号教育課程名主な対象目的
1号課程ペーパードライバー教育ブランクのある全年齢層運転の再習得
2号課程二輪車教育課程自動二輪免許所持者安全運転技能の向上
5号課程特殊環境教育課程雪国・山間部居住者など地域特有のリスクへの対応
6号課程更新時講習同等教育課程70歳未満のドライバー更新時講習の免除対象
7号課程二人乗り講習課程二輪ライダー二人乗りに関する知識と技術
8号課程技能・知識習熟課程企業のプロドライバー安全運転技能の強化

4号課程は何のためにあるの?

結論から言えば、**4号課程は「免許更新のため」ではなく、「これからも安全に運転を続けるための自主的な学びの場」**です。

4号課程の目的

  • 長年運転してきた方が、今後も安全運転を続けるために、自身の運転知識や技能を見つめ直す
  • 高齢者講習よりも時間が短く、受けやすい
  • 実車指導や座学など教習所によって内容が異なる

教習所に4号課程はありますか?と聞いても通じない!?

4号課程は教習所ごとに呼び方が異なります。

例:

  • 「シニア運転練習」
  • 「高齢者安全運転教育」
  • 「シルバーレッスン」など

そのため、教習所に問い合わせるときは、

「高齢者講習とは別に、高齢者向けの安全運転講習はやっていますか?」

と尋ねる方がスムーズです。

また、教習所の職員でも4号課程の制度を正確に理解していないケースもあります。できる限り教習所の公式サイトで講習名や内容を事前確認しておきましょう。


講習料金や実施状況も教習所ごとに異なる

  • 高齢者講習(2時間):6,600円(税込)※法令で定められている
  • 3号課程(2時間):非課税/価格は教習所ごとに異なる(例:6,600円~10,000円程度)
  • 4号課程:非課税/内容・時間・価格すべて教習所ごとに異なる

まとめ|4号課程は「自分の運転を見直す」ための講習

高齢者講習と名前が似ている4号課程ですが、実際にはまったく別の位置づけにあります。

  • 4号課程は免許更新に使えない
  • 高齢者講習または3号課程を受けなければ、更新はできない
  • 4号課程は、今後も安全に運転を続けるための再確認・再教育

シニア世代にとって、運転は「生活の足」。
だからこそ、安全運転を続けるためのこうした取り組みは非常に大切です。

講習の受講を検討する際は、教習所のホームページで内容をよく確認し、「高齢者講習と別の高齢者講習」について問い合わせてみてくださいね。